頭がオカシクなってしまいそうなくらい暑かった あの日・・
本当に頭の悪いあの事件は起こったのだった。
仲間と市民プールに行った帰りに自転車で家を目指してを軽快に走っていた。
途中にある中央高速の高架を超えたあたりで、ふとタイヤを見てみると・・
スポークが見えない!!
早いスピードで走っているので見えなくて当然だ。
しかし待てよ・・もしかしたら、本当に無くなってるのかもしれない・・(キュピーンッ!
そんな「探求心」と「プールの塩素」と「太陽」が
素直な小学生を狂わせてしまったのかもしれない・・。
「実験するっきゃねーッ!」
俺は直線をかっ飛ばしつつ、
お気に入りであるレインボーカラーの鼻緒ビーチサンダルのまま、
右足を前輪のライトの前あたりに「グイッ!」っと突っ込んだ・・。
次の瞬間・・・
俺は
「自転車に跨り、前輪に足を突っ込んだまま」宙に舞った・・
ほぼ一回転。
綺麗なフロントフリップの弧を描いた・・
血流を撒きつつ・・。
透明のプール用バックは畑の中まで飛んで行ってた。